OSEI_DURO ガーナのめくるめく手染めの芸術

2009年、LAとガーナの首都アクラを拠点にマリアンヌ・マティアスとモーリー・キーオ、高校の同級生だった二人によって設立されたエシカルファッションブランド。ガーナ、インド、ペルーの各フェーズの生産者、職人と密接に働き彼らのスキルの向上と継続的な雇用の確保を実現している。コンテンポラリーなデザインと時代を越えて美しいテキスタイルの技術を統合した独特の世界観は驚くほど洗練されている。

めくるめく手染めの芸術

モーリーはこんなことを言っている。ファッションはわたしたちの許容範囲をぐんと押し広げてくれるパワーがある、それは考え方そのものも広げてくれるパワーだと。(AccraDotAlt)

OseiDuroとはガーナのことばで、突き通せない薬、または強力なマジックといったような意味だそう。


彼らがメインで拠点にしているガーナには、数多くの種類の伝統的な手染めのテキスタイル技術があるのだが、昨今は中国製の安価なプリントものに市場が溢れているのだという。Osei Duroはローカルの職人さんたちとともにガーナのさまざまな伝統的な手織り、手染めの技術をコンテンポラリーなデザインとの統合により今の空気感をはらんで見事に昇華させている。

工程を少しご紹介

インディゴ(藍)染め

フレッシュな天然のインディゴの木の葉っぱから灰の色留めと一緒に潰して何日もかけて発酵させ、なんども浸して鮮やかな青になる、酸素を取り込んで黒に近い色へと変わる。


手織り

手織りの技術で有名なGonjaという地方。織る前にコットンの糸は染めがなされ、木の枝でできた織り機で織られる。動かすのはシンプルな足踏みペダル。この手織りコットンと野菜での染めは少なくとも10世紀頃から西アフリカで行われてきた手法。そのころと変わらない手法と道具で作られる独特の美しい生地。


ろうけつ染め(Batik)

バティクと呼ばれるろうけつ染めは19世紀中ごろにインドネシアから伝得られた技術。バティクのモチーフは手やスタンプで液状のワックスを布に染み込ませ染めを止めて作られる。固いワックスが冷たい染め液に入れられる際にできる小さなひびでできる脈状の模様が手染めバティクの証。

野菜染め

10世紀も前から西アフリカで行われていた野菜染め。これは、玉ねぎの皮で染めてるんだって。きれい!


そんなオニオンスキンでローシルクを染めて作られたドレス。


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